ふたみブログ
2023.6.13終活のポイント。家系図で自分の「ルーツ」をたどる。
福岡・糸島、今日は雨は降らないまでもどんよりとした引き続きの梅雨空。夏の二見ヶ浦シーズンはまだお預けです。
今日の写真はお墓の“墓誌(ぼし)”に刻まれた「法名・戒名」の一部分。お墓参りに行かれた際に墓石にご先祖様の俗名ではなく長い漢字が彫刻されたもの、ご覧になられたことがあると思います。これが法名や戒名。亡くなられてからお寺などから授けられる「位号」。
写真の漢字二文字「大姉」。一行にたくさん刻まれた漢字の内の最後の二文字。「大姉」と書いて「たいし」と読みます。
実はこのたった二文字だけでもこのお墓にいらっしゃるご先祖様の仏教に対する信仰度や寺院への貢献度などが読み取れます。それはそのご先祖様の“人となり”と言っても良いと思います。戒名・法名には一文字一文字、由々しき意味、込められています。
戒名や法名はお墓だけでなく、ご自宅のお仏壇にある「お位牌」でも目にすることができます。
近年よく聞く“終活”という言葉。そして“終活”というフレーズには、“エンディングノート”と言う言葉も紐づくことが多いですね。そのエンディングノートにはほとんどの割合で「家系図を書いてみましょう」というページがあります。
家系をたどることで今ある自分の人生を見つめ直し、そして今から先の未来を託す人たちに、語り継いでいくきっかけを作ることができる、ということを目的とすることによるのだと思います。
確かに自分のルーツを知れば、それを後世に伝えやすくもなります。
何もエンディングノートを書くことを推奨しているのではなく、“自分のルーツを知る”ことから終活を始める、というのも終活を始めるひとつのきっかけになると思います。その手始めに、ご先祖様がいらっしゃるお墓やお位牌、一度じっくりとご覧になられてみませんか?
ちなみに、逆に家のお仏壇のお位牌を処分したいけれどもどのようにすれば良いですか…?というご相談も近年増えてまいりました。当園にお墓ご建立者様限定ではありますが、二見ヶ浦公園聖地では、お位牌や仏具の供養・処分をさせていただくサービスもしております。詳細をお聞きになられたい方は管理事務所までお気軽にお問い合わせください。